「愛犬が走り回れるウッドデッキのある家が欲しい」そんなご相談から始まりました。
映画に出てくるような大きなカバードポーチが広がり、愛犬が家全体を走り回れる空間がほしい。そんな依頼がKEEL PROJECTに入ってきました。
大きなカバードポーチを設置すると日射を塞いでしまう。という問題が出てきます。夏の日射を室内に取り入れる必要はありませんが、冬場は別です。
床板に使った無垢のフローリングは、日射から得た熱エネルギーをある程度蓄熱することができます。そのため、床板がほんのり暖かいといった感覚を与えてくれます。
大切になるのが日射角度を理解し、それに応じて屋根の角度、延長を考えることです。
このプロジェクトでは冬の11時から15時までの日射が的確に室内に入るように設計しました。
薪ストーブも合わせることで、持続可能なエネルギーのみでも暖を取ることが可能となります。
南面に広がる大きなカバードポーチ
ソファーは大工による製作。クッションはKEEL PROJECTでの製作
吹き抜けから薪ストーブの暖気が、2Fの多目的スペースへ。
2F多目的スペース
断熱仕様
床下断熱 厚み60㎜のネオマフォーム断熱、機密テープでの機密性の確保。
壁断熱 高性能グラスウール100mm。
屋根断熱 ネオマフォーム35㎜を使用。
ご相談から完了まで約8ヶ月